これはですね、蕪村です。指貫ってのは、昔の男子のズボンですね。ちなみに、「ズボン」というのはポルトガル語でもスペイン語でもなく、その履くときの音がそのまま名詞になったものだと記憶しております。と、おもったら、いろいろ他にももっともらしい起源があるようです。
それはさておき、さしぬきを足で脱ぐ夜なんですよ。おそらく3月くらいの季節でしょうね、ちょっとあたたかくなってきて、そこの畳のうえに、赤い長襦袢の女性が転がっているのですよ。それを見てたら、「フージコちゃん!」と声をあげながら、さしぬきを足で脱いだルパンがですね、ベッドに飛び込み、パンチを喰らう、と。蕪村は、そういう未来を予見していたのではないかとおもいます。
嘘です。
2003.6.2
|