着物道2003-2005 麻布十番1997-2005 ヒグマニア
着物歴2003-2005 箱庭散歩 持ち物検査 リンク

準備体操2002
持ち物検査1
小持ち物検査
2003年初夏の陣
2003年秋の陣
2003年年末の陣
2004年新春の陣
2004年春の陣
2004年初夏の陣
2004年秋の陣

2003.2 松屋銀座
(壱の蔵)
郡上紬だと店員さんが言い張ったよこしまの紬
→A子さん/Nヨさんのお買い物につきあっているとき、松屋銀座にたまたま出店していた壱の蔵さんにふらりと立ち寄り、なんだか気が大きくなって買ってしまった紬。しつけ糸もついた状態で売りに出されていたほぼ新品の古着(新古品ってやつだね!)。つくった人は、派手すぎたと後悔したのでしょうか? 数回しか袖を通してないか、あるいは、一度も着て無いのか。すそ回しの感じを見るに、新品としか思えないっす。
この着物は柄も大きく、人の目をひくらしく、ちょっと播磨灘みたい。でもそう思ってるのは自分だけらしくて(安心)、人妻さんなんかは「かっこいいわよ!」と太鼓判を押してくれる。
晴れた日にしか着られない大事な一枚。
今考えると、古着にしては大枚はたいた一枚、でもある。

2003.3 原宿壱の蔵

青い絞りに、薔薇の刺繍が入った帯
その郡上紬らしきものにあわせる帯を買いに、今度は原宿の壱の蔵さんへ。担当してくれた姉さんに相談し、手ごろな値段のものをいくつか見させてもらうがまったくピンとこない。

頭をめぐらし、壁にタペストリーのように飾られていた一枚の帯に目がとまる。お太鼓の部分と、前にくる部分に絞りが入っているのだが、その上に大人色の赤や金で薔薇が刺繍されている。これはっ、昇り龍の姐さんのものかっ!!!
今考えると、これまた値段のはる一枚でしたが、ぱっと買ってしまいました。
しかし、青/白/灰の着物に、青い帯ではちと地味ではないか、この帯は一体誰がどんな着物にあわせようと考えて誂えたのか、などとなかなか興味の尽きない帯ではあります。

後日談:有楽町国際ホール地下などで繰り広げられる大規模呉服展示会にこの帯を締めていった。大規模展示会ですよ、大規模展示会! 帰るとき、入り口で草履を履いていると、たーっと年配の販売の女性がやってきて、私を呼び止めた。「あなたのしてる帯は本当に素敵だわ。遠くから見てて、本当に素敵な帯だと思っていたの」と、わざわざその一言を伝えに! この帯にはものすごい魔力があるのではないかと思ってしまいました。(2004.2記)


2003.3 原宿壱の蔵 赤い紬、黒/白/赤の帯、赤紫の道行一式。
これが多分、私のルーツの着物になると思う。
一緒に買った帯締めと
→青/白/灰の紬は、ちょっと目立ち過ぎると気後れした私。もっと気楽に着られそうなものはないかと、再び壱の蔵さんに足を運ぶ。おはしょりぎりぎりで着られる赤い紬を発見した。値段はなんと10000円。
その日は、50000円までは遣っていいと予算を決めていたので、それにあわせる帯も同時に探した。あれがいい、これがいいといろいろあててみたが、着物がぱりっと引き締まる、白い地に黒と赤の細い縞がはいったものが気に入ってそれをレジに。此の帯が25000円。

あわせて、 まだ帯結びに自信がなかった頃だったので、下手な帯結びを覆いかくしてくれる羽織れるものも探す。壱の蔵の姉さんが、「あっ! そういえば昨日入ってきたヤツで・・・」と引き出しの中から引っぱりだしてきてくれたのが、裄たっぷりの道行。祇園祭がモチーフになった、ちょっとおばあちゃんっぽい色のもの。まだまだ寒い時期だったので、これなら季節的によかろうとご購入。この道行が10000円。
さらにこれにあわせて、辛子色と赤色の二色でできた帯〆を、これが3500円。しめて48500円。古着屋さんってすばらしいわね。

しかし、この紬、あとで生々しい場所に生々しいシミを見つけてちょっとしょぼんとする。単の季節になったら、シミ抜き屋さんにお願いします。ろろん。
着物熱初期段階では、この着物でお出かけした。相模原に落語をききに、千駄ヶ谷に狂言を見に。


2003.4 神楽坂
甚右衛門
辛子色の辻が花の帯
→辻が花とは、15世紀初めに登場した文様染のこと。桃山期に最盛期を迎えるが江戸時代に入ると忽然と消滅した。その辻が花を昭和に蘇らせたのが、先日亡くなられた染色家の久保田一竹氏。
その辻が花の美しい帯を、超・お手ごろな値段で買うことができました。甚右衛門さん、ありがとう。
華やかで、着物の帯らしい帯で、これ一本あれば恥ずかしくなかろう!と思っています。一気に若奥様っぽくなれる一本です。なりたいわけじゃないんだがね。

2003.4 人妻さん
「ねまちゃん、新宿(の古着屋)で3本帯買ってきただんけど、ひとつどう?」と持ってきてくださった辛子色の帯。私の着物には、ものすごく趣味があってる。感謝!

2003.5 姉の
箪笥から
母が姉の嫁入り道具のひとつとして作った紬調のアンサンブル。なにかのお稽古用に作ったのだと思います。姉は私より3センチ背が低いのだけど、おやおや、母さん、ちょっと小さく見積もってないかい?という身丈。ちょっと田舎くさいんだけっど、かわいいから着てます。

2003.? 目黒
たんす屋
別名ダリアの帯。黄色い帯は、うーん、意外と難しいなぁと最近思ってますが、気楽なお出かけのときにつけることにしました。ゴン●さんの名言、「着物と違って、帯はいつか折り合いがつくから」、なるほどね、確かにいつかその時期がくるものです。

2003.5 夏にむけてのお買い物履歴(抜粋)

KIMONO MICHI −キモノミチ−着物道−きものみち−2003-2005